今日の正彦さん-高村正彦先生の発言をまとめるブログ

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【未来への羅針盤】中央大学寄附講座 自由民主党副総裁・高村正彦氏

■自分は「運が良い、強運だ」と信じて生きていこう

 中央大学は産経新聞社と連携し、2014年度から寄附講座「グローバルコンパス~未来への羅針盤」を開始した。1回目の講師は、高村正彦・自由民主党副総裁。フジサンケイビジネスアイでは、1年間にわたって各講座の内容を読者に提供していく。

                   ◇

 私が生まれたのは1942年で、3歳で終戦になりました。戦争自体は空襲警報が鳴って防空壕(ごう)に入ったこと程度の記憶しかありませんが、終戦後はひもじい思いもして、大変だったなという記憶はあります。ですから戦争は真っ平だ、いやだという気持ちは人一倍、強く持っています。

 私が小学校に入るときに、母親がひらがなくらい覚えるようにと教えたのですが、「の」という字しか読めないまま小学校に入ったそうです。皆さん、これから家庭を持たれて、お子さんが小学校に入るときに、ひらがなが一字しか読めなくても、あまり心配することはありません。外務大臣や自民党副総裁くらいにはなれますから…。ただし、運が良ければです。

 そういう話をすると、「運も実力のうちですからね」という人がいますが、「運こそ実力」です。「自分は運が良い」と思っている人は運が良く、「自分は運が悪い」と思っている人は運が悪いのです。

 私が中央大学に入って、当時の駿河台校舎をげたを履いて歩いていたら、先輩から「おまえ少林寺拳法部に入れ」と言われました。私は子供のころからサラリーマンをやっても出世しないとわかっていて、何となく弁護士になりたいなと思っていましたから、「勉強して司法試験を受けますから、いやです」と言えばよかったのですが、気が弱くて言えず、少林寺拳法部に入れられてしまいました。一番強かった3年生のときは二段。今は弱くなって五段をもらっていますが、げたを履き、気が弱くて良かったなと思っています。

初めて選挙に出たときも、ものすごくついていたんですよ。私はおやじ(坂彦氏)が国会議員だから、世襲で苦労もなく議員になったんだろうと思っている人もいるかもしれませんが、私の父親は岸信介と佐藤栄作という2人の元総理と同じ山口2区で衆院選、2勝5敗です。79年の選挙で5敗目を喫し、76歳でしたから議員をやめたんですが、三木武夫さん(元総理)がおやじに「(次は)息子を出したらどうか」と言ったものですから、おやじが「出るか」と聞いてきました。

 ◆ついていることをよく覚えている人が運のいい人

 私も政治に関心があったのですが、東京で弁護士事務所を持ち、ときたま地元に帰って選挙運動をするというのは経済的に続くはずがない。それで「出ない」と返事をしたのですが、それから7カ月しかたたないうちにハプニング解散というのがあったのです。ハプニング解散ですから、誰も選挙の準備をしていない。私は「皆と同じスタートができる。これしかない」と気が狂ったように思い、出ることにしました。

 しかも、選挙期間中に大平(正芳)首相が病気でお亡くなりになって、自民党に逆風だったのが、一気にフォローの風に変わったのです。当時は中選挙区で現職が5人。自民党は私を3人目の公認候補にしてくれ、私は3番目で当選しました。人が亡くなって運が…などと言ってはいけませんが、当選したということだけでいえば、これも運です。以来、私は11連勝で、よく「おやじを越えたね」と言われますが、政治家としては父親の足元にも及ばないと思っています。
世の中には晴男、雨男、晴女、雨女っていますよね。元・陸上自衛隊幕僚長で法務大臣を務めた永野茂門さんとノルウェーの国際会議に行ったときに、飛行機の中で「俺は絶対に晴男だ」と自慢し合いました。ところが最終日にクルージングをやるときに、空がどんよりして困ったなと思ったのですが、大使館の人が「ずっと雨が降っていたのに雨が止むなんて奇跡みたいだ」と言ったものですから、お互いに自信を回復しました。

 しかし、よく考えてみると、晴男、雨男といっても、長い人生では同じ確率で晴れたり、雨が降ったりしているはずです。ただ、天気に恵まれたことをよく覚えている人を晴男、雨にたたられたことをよく覚えている人を雨男と言っているだけです。ついていることをよく覚えている人が運のいい人です。

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 ■平和な世界とともに繁栄する日本を

 ここでちょっと世論調査をします。私をハト派だと思う人、手を挙げてください。では、タカ派だと思う人…同じくらいですね。ハト派だと思っている人は、私の平和外交努力を認めてくれている人、タカ派だと思っている人は、私の抑止力を整備する努力を認めてくれている人で、どちらもありがたいと思います。

 ◆自衛隊は攻撃を防ぐ盾、日米安保条約は槍の役割

 政治家にとって一番大切なのは平和を守ることで、それには平和外交と抑止力が必要です。日本は、この両方が相まって69年間、平和を維持していますが、抑止力で一番大きいのは日米安全保障条約です。精強な自衛隊もありますが、自衛隊は相手の攻撃を防ぐ盾であるのに対して、日米安保条約は槍の役割です。
その米国は、かつては世界でただ一つ強い国で、基地を提供すれば、日本を守ってくれました。今も一番強い国ですが、昔ほど相対的に強くはありません。それで、99年に周辺事態安全確保法ができました。これは、日本の周辺で日本の平和と安全に重要な影響があるような事態が起きているときに、日米安保条約に従って、警戒活動をしている米国の艦船に対して、物資の補給などの後方支援をしましょうという法律です。

 何でいっしょに戦うのではなく、後方支援だけにしたかと言うと、政府の憲法解釈が「日本の平和と安全を維持し、国の存立を全うするために必要最小限度の自衛権の行使は日本もできます。必要最小限だから、集団的自衛権の行使はできません」というものだからです。憲法9条2項の「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」というのは、自衛権の行使は一切できない、抑止力も持ってはいけないと読めるような条文ですが、憲法前文には国民の「平和的生存権」が書かれ、13条には幸福追求権も書いてありますから、必要最小限度の自衛権の行使はできると解釈したのです。

 ただ、必要最小限度のことしかできないのだから、集団的自衛権の行使は一切できません。日本が攻撃されていないのにもかかわらず、米国が攻撃されたら、自衛隊が米国に行って米国を守るためにいっしょになって戦う。これはできませんよといってきた。これはある意味で典型的な集団的自衛権で、この解釈は正しい。

 しかし例えば、日本が攻撃されるかもしれないような事態が起きているときに、日本の近海で警戒活動をしている米国の艦船に第三国が襲いかかったという場合、集団的自衛権の行使は一切できないから、何もしなかった。それで米国の船が沈んだとします。
米国は世論の国ですから、その後、日本が侵略されたとして、米国が青年の血を流してまで日本を守りますかと言ったら、常識的に考えれば守らない。日米同盟は終わってしまいます。このときに米艦船を保護しようとすることは日本の平和と安全、存立を守るために必要最小限度のことではないですかというのが今の議論です。これをマスコミは集団的自衛権の限定容認論とか高村理論とかいっていますが、「一内閣が勝手に憲法解釈を変更するのは立憲主義に反する」という人がいます。立憲主義というのは、憲法の制定権者である国民が、憲法でもって権力を縛る。それを守るために三権分立があって、憲法の最終判断者、番人が最高裁判所だということです。

 それで私は最高裁の砂川判決(59年)を例に示したのです。砂川判決は「国の平和と安全を維持し、国の存立を全うするための自衛の措置は(個別的、集団的の区別なしに)とりうる」といっています。この最高裁が容認する法理の範囲内で、内閣が新しい憲法解釈を示しても立憲主義に反しません。この判決の法理から言って、国の平和と安全を維持し、国の存立を全うするために、現在の国際情勢からみて必要最小限度であっても集団的自衛権と名がつけば憲法上許されないなどということは考えられません。

 (学生から「運」「憲法」「サラリーマン」「人生の岐路」などに関して出された質問に対して)

 --9条1項は世界に誇るべき規定ですが、2項はユートピア的平和主義で行き過ぎだと思います。日本はこれから成熟社会になり、内需の占める割合が高くなりますが、そうなっても資源は極端に少なく、貿易立国、投資立国という部分はなくせません。ですから世界とともに平和で、世界とともに繁栄する日本をつくっていかなくてはいけません。皆さん、「生きてるだけで丸もうけ」です。自分の運の良さを感じ、強運だと信じて、これからの人生を生きていってください。
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 寄附者:産経新聞社

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【プロフィル】高村正彦

 1965年中大法卒。68年弁護士登録、80年衆議院議員当選(以降11回連続当選)、国務大臣・経済企画庁長官、外務大臣(2回)、法務大臣、防衛大臣を歴任。2012年9月自由民主党副総裁就任、11月同・外交再生戦略会議議長。

http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/140524/cpd1405240500003-n6.htm
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